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「原鉄メールマガジン」|Vol.17  発行責任者:垰

  公式ホームページ:https://harada-tekkou.co.jp/

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原田鉄工株式会社


いつもお世話になっております。
原田鉄工株式会社 垰です。

早いもので気が付けばもう年末となってしまいました。
今年一年間、大変お世話になりました。
おかげ様で年末ギリギリまで多くのお仕事を頂き、まさに師走を実感しております。
本来ならば直接年末のご挨拶に伺うべきところではありますが、申し訳ありません。
誠に恐縮ながら、この場をお借りして年末のご挨拶とさせて頂きます。
来年度もどうぞよろしくお願いいたします。

またメルマガを始めてからは多くの方にお声がけを頂き、大変励みになっています!
四苦八苦しながら、何とか続けられているのは読んでくださる皆様のおかげです。
いつもありがとうございます。

それでは、今年最後となる原鉄メールマガジン Vol.17を配信させていただきます。
よろしくお願いいたします!

また過去配信した原鉄メールマガジンはこちらから読み返せます。

お時間がありましたら、最後までご一読いただけると幸いです。
配信停止希望の場合はお手数ですが、こちらをクリックしてください。

前回はブラストで噴射又は投射する研磨材・研削材・メディア」と呼ばれる粒子
ついて紹介しました。

ブラストにおいての研磨材とは噴射・投射する事が可能な粒子の事です。
噴射・投射さえ出来れば何でも研磨材となるので物凄い多くの種類があり、
金属、非金属はもちろん樹脂、ガラス、植物の種ですら研磨材として扱われます

植物の種を表面にぶつけて何の意味が?と思ってしまいますが
研磨材が多種多様なジャンルが揃えてあるのには、しっかりとした理由があります。

研磨材は「素材」「形状」「サイズ」「硬度」「比重」「粉砕性
6つの要素が重要となります。
どれか1つの要素が異なるだけで
仕上がり加工効果加工効率損傷度など大きく異なるので、
それぞれの用途に合わせた多種多様な研磨材が流通しています。
https://stratus.campaign-image.jp/images/5590000001288363_zc_v1_1733989579208_研磨材の種類_(1).png目的に合わせて研磨材を選定し、使い分ける必要があります。
研磨材を変えるだけでブラストは多くのニーズに対応する可能性を秘めています!  

今回の第17回メールマガジンは「ショットとグリット」研削材の形状についてです。
前回に引き続き、研削材についての内容となります。
ショット」「グリット」などブラストをご存じの方は一度は耳にしたことがある
かと思います。
スチールショット、スチールグリット、グリットブラスト、ショットブラストなど似たような名前のものが沢山。
ショットだったり、グリットだったり何なんだ?って感じですよね。
またご質問を頂くことが多いのが…
「グリットブラストとショットブラストは何が違うのか?」です。

今回はそんなややこしい「ショット」と「グリット」について紹介します!

ショットグリット研削材の形状について

ブラスト研磨材の形状について

ブラスト研磨材は大きく3つの形状に分けられます。


https://stratus.campaign-image.jp/images/5590000001288363_zc_v1_1735186477094_ショット(圧縮).png https://stratus.campaign-image.jp/images/5590000001288363_zc_v1_1735186633901_ラウンドカット(圧縮).png   

球状またはラウンドカットと呼ばれる円柱状・多角形状だった研磨材のエッジを

削る事で球状に近づけた形状です。

球状の研磨材は「ショット」「ビーズ」と呼ばれ、前後に材質名が付いた商品が

一般的に多く普及しています。

例)

鋼製:スチールショット

ガラス製:ガラスビーズ

ステンレス製:ステンレスラウンドカットワイヤー


https://stratus.campaign-image.jp/images/5590000001288363_zc_v1_1735187388678_カットワイヤー(圧縮).png  

線材(ワイヤー)を細かく切断する事で円柱形となっています。

円柱状の研磨材は「ワイヤーカット」「カットワイヤー」と呼ばれ

前後に材質名が付いた商品が一般的に多く普及しています。

例)

鋼製:スチールカットワイヤー

アルミ製:純アルミカットワイヤー


https://stratus.campaign-image.jp/images/5590000001288363_zc_v1_1735194084832_グリット(圧縮).png  

鋭角の多い多角形状で、尖っている角が多くあるので鋭角状とも呼ばれたりします。

多角形状の研磨材は「グリット」と呼ばれ、前後に材質名が付いた商品が一般的に

多く普及しています。

例)

鋼製:スチールグリット

ステンレス製:ステンレスグリット



形状による加工効果の違い

研磨材の形状によって加工後の仕上がり、加工効果、損傷度は大きく異なります。



https://stratus.campaign-image.jp/images/5590000001288363_zc_v1_1735200591192_球状の研磨材を使用した場合の表面.png

球状の研磨材は被加工物の損傷を抑えた加工が可能です。

表面を叩くように加工し丸い打痕を作る事で、なめらかな仕上がりとなります。

残留応力の除去や疲労強度を向上させるショットピーニングという加工効果、

微細な凹凸を活かした梨地加工バリ取りといった目的で使用される事が多いです。



https://stratus.campaign-image.jp/images/5590000001288363_zc_v1_1735201876717_円柱状の研磨材を使用した場合の表面_(1).png

円柱状の研磨材は円形部と切断面のエッジがあるので、

被加工物の損傷は球状、多角形状の研磨材を使用した場合の中間程度となります。  

切断面のエッジを活かし鋭角ではありませんが、表面を粗面化させます

切削能力が高い訳ではないので、バリ取りを目的として使用される事が多いです。



https://stratus.campaign-image.jp/images/5590000001288363_zc_v1_1735202955881_多角形状の研磨材を使用した場合の表面.png

多角形状の研磨材は不規則な鋭角が多くあるため、被加工物への損傷が大きいです。

強力な研削能力があり、表面にランダムな凹凸を形成させ大きく粗面化させます

この凹凸は塗料や接着剤の密着性を大きく向上させる効果があります。

塗装前の素地調整、古くなった塗膜や樹脂などの除去錆落としなどを目的として

使用される事が多いです。



グリットブラストとショットブラストの違い

質問を頂くことが多い「グリットブラスト」と「ショットブラスト」の違いとは

まず使用している研磨材の形状が異なります!

グリットブラスト・・・グリットと呼ばれる多角形状の研磨材を使用

ショットブラスト・・・ショットと呼ばれる球状の研磨材を使用

材質は鋼、ステンレスなど何でも構いませんが多角形状か球状かの違いです。


またブラスト処理の加工方法にも違いがあります。

グリットブラスト・・・圧縮した空気と一緒に研磨材を噴射する方法

ショットブラスト・・・回転する羽(インペラ)によって研磨材を投射させる方法

研磨材の形状によって加工方法にも適正があり、それぞれ加工目的も異なります。



まとめ

研磨材は大きく分けて3つの形状に分けられます。

①球状 ②円柱状 ③多角形状

ブラストは研磨材の形状によってその仕上がり加工効果表面への損傷

大きく異なります。

被加工物や加工目的に合わせた研磨材の形状を選ぶことが大切です。


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ブラストは研磨材の形状で「仕上がり」「加工効果」「損傷」が大きく異なります。


球状の研磨材は研削能力は低いですが簡単なバリなどを除去するだけでなく、

見た目の美しさや傷を目立たなくさせる梨地へ表面を変化させます。

また球状で表面への損傷が少ないので、

材質によっては表面に付着した異物のみを綺麗に除去する事も可能となります。


多角形状の研磨材は研削能力が高いため酸化被膜やサビなどの除去はもちろん

強力に付着している塗装や樹脂なども簡単に除去します。

表面を大きく削り取る事で金属素地を完全に露出させ凹凸を形成するので、

塗料や接着剤といった密着性が大幅に向上し耐久性を高めます。


研磨材の形状を変化させる事で表面を損傷させたくない精度の高い製品から

表面を大きく削りとる必要がある劣化した塗料や樹脂が付着した製品まで、

幅広く対応できます!


お悩みがあればお気軽にご相談ください。

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印刷機などで使用されるゴムロール

ゴムが摩耗し使えなくなった18本

厚いゴムが強力に接着してありますが

グリットブラストで削り取り、

完璧に除去し再びゴムを巻く事で

ゴムロールを再利用するようです!

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グリットブラストは酸化被膜、錆、厚い塗膜、樹脂、ゴムなど表面に付着した

異物を完全に除去する事が可能です。


古く劣化してしまった製品メーカーの初期不良品なども劣化した部分を取り除き

再び塗装してあげる事で新品に生まれ変わります


再製作するよりも資源とコストを大きく削減する事ができます。


新しく製作するほど予算が無い、そもそも再び製作する事が難しいなど

お困りでしたら原田鉄工にお任せください!

ご相談、御見積りなどお気軽にお問い合わせください。 担当:垰

ブラスト・塗装だけでなく製缶加工も承っております。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

   

今月のたお

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気が付けばもう年末になってしまいました。

歳のせいなのか、おかげ様で毎日忙しく働くことができているからなのか

ほんとに1年間の体感時間が短い気がします…

今年の年末年始は土曜日、日曜日が丁度いい所にいてくれたおかげで9連休と

非常に長いお休みとなっている方が多いと思います。

年末年始は例年より全国的に平均気温が低く、積雪や路面の凍結などの可能性が

ありますのでお出かけの際はお気を付けください。


12月になり外に出るのが少し億劫となるほど寒くなりましたが、

3歳9カ月の長男は元気いっぱいなので家族で備北丘陵公園へお出かけしてきました。


子どもができるまで自分の中では備北丘陵公園は「イルミネーション」と「花」を

見に行くところって印象しか無かったのですが、実は大きな複合遊具と色んな種類の

アスレチックが沢山あって日中は子どもでいっぱいです!


今回は全部で26種類あるという「林間アスレチック」に挑戦です。

対象年齢が6歳~12歳という事で少し早い気もしますが、最近ジャングルジムや

縄で出来た梯子など喜んで登っていくので多分大丈夫かな。


林間アスレチックにはでっかい縄のトンネルやゆらゆらと揺れる丸太の橋、

トランポリン、めちゃくちゃ長いローラー滑り台、ジャングルジム、ボルタリング

ほんとに色んな種類の遊具が沢山あります!

https://stratus.campaign-image.jp/images/5590000001288363_zc_v1_1735211127188_アスレチック1.jpg  https://stratus.campaign-image.jp/images/5590000001288363_zc_v1_1735211140611_アスレチック2.jpg  


常に一緒に移動に行動とはなりますが、

最初は怖いと自分にしがみついて動かなかった息子も慣れてきたのか

きゃっきゃ笑いながら一人でどんどん進んでいきます。

何なら自分が「待ってー」と追いかけてくるのが楽しくて走って逃げていきます。

子ども向けなのでサイズ的にも狭かったりキツイし、運動していないおじさんには

シンプルに大変なところもあったりで自分はボロボロです…


何とか逃げる息子を追いかけながら回り、無事に全てのアスレチックをクリア!

興奮冷めやらぬ息子は「またアレやろー」とそのまま2週目に突入。

結局お気に入りの遊具は4回程繰り返し、夕方の終了時間まで遊びつくしました。

自分も息子もあんな寒いのに薄っすら汗をかくほど運動できました笑


その後くたくたでしたが、2時間程度待てばイルミネーションと花火がある

みたいなので一旦車の中で待つことに。

息子は目にもとまらぬ速さで爆睡していました。


夜になったので車から降りると広島では考えられない位寒い!

あまりに寒かったので無理やり抱っこして連れてきた長男もすぐに起きました笑

元々夜まで居るつもりはなかったのでそんなに厚着をしている訳ではなく、

車にあった毛布やらに全身包まって息子と抱き合いながら進みました。

なんかのカルト集団?みたいな恰好ですが暖かいので息子もだんだん

テンションが上がり「赤い星のキラキラ!」「キラキラの大きいクジラ!」など

イルミネーションを見るたび大喜び!

最後に花火が上がる時にも「赤い花火!」「青い花火!」と一個一個

大声で教えてくれていました笑


寒いし、疲れたしで帰りはクタクタになりましたが

これはちょっと無理かな?と思うような遊具も息子が自分で試行錯誤して、

失敗や達成する姿を多く見られたのでまた少し大きくなったら遊びに行きたいと

思いました。


年末年始のお休みが長いのでいっぱい色んな所へ遊びに行ってきます!

今年も一年間、皆様には大変お世話になりました。

また来年も引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。


2025年が皆様にとって素晴らしい一年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。

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設計から塗装まで なんでもお任せ下さい。

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広島県広島市西区観音新町3丁目10-11

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