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「原鉄メールマガジン」|Vol.23  発行責任者:垰

  公式ホームページ:https://harada-tekkou.co.jp/

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いつもお世話になっております。
原田鉄工株式会社 垰です。

2023年9月より始めました原鉄メールマガジン
今後も月に1度「原田鉄工について」や「お役立ち情報」「豆知識」など
お届けするため、Vol.23を配信させていただきます。よろしくお願いします!

また過去配信した原鉄メールマガジンはこちらから読み返せます。

お時間がありましたら、最後までご一読いただけると幸いです。
配信停止希望の場合はお手数ですが、こちらをクリックしてください。

前回は「ブラスト加工の種類と特徴」について紹介しました。
https://stratus.campaign-image.jp/images/5590000001967794_zc_v1_1750992798376_ブラスト加工の種類と特徴について(圧縮).png  

ブラスト加工とは研磨材(メディア)と呼ばれる微細な粒子を対象表面へ衝突させ、
表面を加工する技術です。

このブラスト加工には原田鉄工が採用している「エアーブラスト式」
以外に様々な加工方式があるのをご存じでしたか!?



エアーブラスト式(別名:乾式ブラスト
https://stratus.campaign-image.jp/images/5590000001967794_zc_v1_1750993203932_エアーブラスト.png  
圧縮空気で研磨材を噴射する方法


ショットブラスト式(別名:機械式ブラスト)
https://stratus.campaign-image.jp/images/5590000001967794_zc_v1_1750996027525_ショットブラスト.png  
羽根車を高速回転させ、遠心力で研磨材を投射する方法


ウェットブラスト式(別名:湿式ブラスト)
https://stratus.campaign-image.jp/images/5590000001967794_zc_v1_1750996127528_ウェットブラスト.png  
水と研磨材を混合し、圧縮空気で噴射する方法


バキュームブラスト式(別名:吸引式ブラスト)
https://stratus.campaign-image.jp/images/5590000001967794_zc_v1_1750996241552_バキュームブラスト.png  
ノズル内で噴射と回収を同時に行う、粉塵対策型の方式


それぞれにメリット・デメリットがあり、使用可能な研磨材研削力加工目的など
異なりますので、適切なブラスト加工法を選定し加工を行う必要があります!

今回の原鉄メールマガジンVol.23は「金属の天敵!サビの除去方法を紹介します!

金属の種類によってサビやすい、サビにくい、錆にも種類があり中には金属を
保護する有益となる錆も存在しますが…
基本的には錆は金属組織を破壊し、強度低下や不具合・破損などへ繋がる
金属の天敵とも言える存在です。

今回はそんな錆を落とす方法について紹介します!

金属の天敵!サビの除去方法

https://stratus.campaign-image.jp/images/5590000001967794_zc_v1_1748506700280_ブラスト加工の種類と特徴について.png

錆とは?

私たちの身の回りで使われている「鉄」と呼ばれるものの多くは「鋼」呼ばれる

金属となります。

この鋼は元々はものすごく錆びた鉄鉱石(酸化鉄)が原料で、

無理やり錆を除去し精製しているので、通常状態の酸化鉄に戻ろうとします。

鉄(鋼)が錆びるためには「酸素」と「水」が必要となります。

空気中に含まれている酸素と雨や湿気といった水が鉄表面と接触する事で発錆。

鉄内部まで進行していくことで、強度を低下させボロボロにしてしまいます。


錆発生のメカニズムは過去メールマガジンにて詳しく解説しています。

原鉄メールマガジンVol.11【なぜ鉄は錆びるのか?鉄が錆びるメカニズム

https://stratus.campaign-image.jp/images/5590000001967794_zc_v1_1751011635589_鉄が錆びるメカニズム.jpg  



錆の問題点

錆は鉄が酸素と水分に反応し酸化、表面に生成される酸化物や水酸化物です。

この過程を腐食と呼び、腐食が進む事で錆が発生・進行します。

鉄に頻繁に発生する「赤錆」と呼ばれる酸化鉄(Fe₂O₃)は多くの問題を引き起こす

原因となります。

様々な赤錆たち

https://stratus.campaign-image.jp/images/5590000001967794_zc_v1_1751015743497_サビ1.jpg https://stratus.campaign-image.jp/images/5590000001967794_zc_v1_1751015750227_サビ2.jpg https://stratus.campaign-image.jp/images/5590000001967794_zc_v1_1751015758807_サビ4.jpg  https://stratus.campaign-image.jp/images/5590000001967794_zc_v1_1751015755714_サビ3.jpg    



1.強度低下

赤錆による腐食は金属組織を破壊しながら鉄の内部へと進みます。

結果として鉄本来の強度を時間経過と共にどんどん低下させてしまいます。

強度低下によって部分的な破損安全性の低下など深刻な問題が発生してしまいます。


2.機能性の低下

赤錆が進行する事で流体を運ぶ配管や蓄える製品などは孔が開き漏水やつまりの

原因なります。

生産効率の低下機能不全など品質や生産性を損なう可能性があります。


3.美観の低下

赤錆は見た目が悪く、建造物や製品の美観を大きく損ねます





サビを除去する方法

サビを除去(落とす)方法は大きく2パターンあります。


①科学的な方法

薬品に漬ける、塗るなどする事で錆を除去する方法です。

ほぼ労力を使わずに除去できるのがメリットですが、

時間が必要となり広範囲や重度の錆は除去しきれないデメリットがあります。

また薬品残りや薬品を使用した事による金属の変色や溶解の可能性に注意です。


・専用の錆除去剤

https://stratus.campaign-image.jp/images/5590000001967794_zc_v1_1751020183250_錆除去剤.jpg  

色んな錆除去剤が販売しており、効果や価格もそれぞれです。

錆の状態を確認してから、適合する除去剤を選定する必要があります。


・クエン酸やお酢

https://stratus.campaign-image.jp/images/5590000001967794_zc_v1_1751020371202_クエン酸.jpg  

酸性は錆びた部分から酸素を切り離す効果があり、軽度の錆を除去できます。

キチンと拭き上げておかないと再度錆が発生しやすくなりますので注意です。


・サンポール

https://stratus.campaign-image.jp/images/5590000001967794_zc_v1_1751020421089_サンポール.jpg  

トイレ掃除用の酸性洗剤で強力な酸性なので、クエン酸やお酢と比較しても

かなり早い時間で錆を取る事ができると有名です

しかし危険で本来の使用方法とは異なるため、メーカーは推奨しておりません。

もちろん原田鉄工も非推奨の方法ですので、ご注意ください。



②物理的な方法

表面を研磨する事で錆を除去する方法です。

早い時間で確実に錆を除去する事ができるのがメリットですが、

キズの大小はありますが確実に表面を傷つける事になり労力が必要となるデメリット

があります。


・ワイヤーブラシやサンドペーパー

https://stratus.campaign-image.jp/images/5590000001967794_zc_v1_1751020258051_研磨.jpg  

研磨する事で軽度の錆ならそれなりに除去する事が可能です。

早めの段階での錆取りが推奨で除去後は防錆油など塗布し再発を防止しましょう。


・電動工具

https://stratus.campaign-image.jp/images/5590000001967794_zc_v1_1751020274941_電動工具.jpg  

金属製ブラシが高速回転する電動工具を使い、おおよその錆は除去できます。

短い時間で除去できますが、完全に除去する事は難しく、労力がかかります。


・ブラスト加工

https://stratus.campaign-image.jp/images/5590000001967794_zc_v1_1751020314355_ブラスト養生.jpg  

研磨材を吹付け表面を研削する事で錆を完全に除去する事ができます。

短時間で確実に除去できますが、表面を削る事になるので精度が必要とされる箇所は

除去する事が難しいです。





まとめ

金属の中でも鉄(鋼)は錆びやすい方です。

酸素と水が鉄の表面と接触する事で腐食が進行し、やがて錆が生成されます。

錆は強度・機能性・美観を大きく低下させる原因となります。


錆を除去する方法は「科学的な方法」と「物理的な方法」があり、それぞれ

メリットとデメリットがあります。

錆の進行度合いと母材の状態などを見極めて、適切な方法を選定する必要があります。


原田鉄工では「化学薬品を使用した錆の除去」「ブラスト加工による錆の除去

どちらも対応しております。


また溶接を得意とする製造部も原田鉄工にはあります。

錆が進行し、強度的に不足している箇所のみ補修・修繕を行ったのち

錆を除去・再塗装する事で新品同様にする事も可能です。


錆でお困りの際には原田鉄工へお気軽にご相談ください。

鉄の錆対策と防食技術

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金属によって「錆びやすい」と「錆びにくい」がある事はご存じかと思います。

鉄(鋼)は塗装やメッキといったコーティングをしてもいつかは錆びてしまいますが、

金・銀・プラチナなどはこのような防錆処理をしていなくてもほぼ錆びません。

なぜ金属によって錆への耐久性が異なるのでしょう?


金属の錆びやすさは「イオン化のしやすさ」によって決まります。

イオン化=電子が移動する事です。

錆びとは鉄が「酸素」と「水分」との接触でイオン化する事で起こります。


金属のイオン化について解説します!

原鉄メールマガジンVol.12【金属の錆びやすさについて


原田鉄工では腐食性の高い環境で使用される製品に対しては

ブラスト処理+ジンクリッチペイント塗装を推奨しております。

ジンクリッチペイントとは亜鉛を多く含んだ特殊な下塗塗料です。

ブラスト処理を行った清浄な素地しか塗装する事が出来ませんが、 

亜鉛を多く含んだ塗膜は「亜鉛」が「鉄」よりイオン化傾向が大きい事を利用し、

万が一腐食が始まっても先に亜鉛塗料が錆びる事で鉄を守り長持ちします!

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【巨大】錆びまくった鉄板をブラストで削っていく

ものすごくサビて大きな鉄板をブラスト加工で錆が一切ない綺麗な状態にします。


かなり腐食が進行しており、表面があばた状となっている箇所もある製品です。

流石にここまで錆が酷い場合は錆除去剤や電動工具などでは除去しきれません。


ブラスト加工なら確実に手早く錆を除去する事が可能です!

完全に錆を除去する事で腐食状態をリセットし、

防錆処理等を行えば長期間、錆から母材を保護する事が可能です。

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ブラスト加工では錆はもちろん、古くなった塗装を剥がす事も可能です!

メンテナンス時劣化した、キズが付いた部分のみ塗装で補修するのでは不十分です!

劣化した塗膜の上に塗装を行うと見た目は綺麗にできますが、

腐食は内部で進行し続けてしまいますので短い期間で再び塗膜は劣化・剥離します。


耐久年数を延ばすためにはしっかりと錆・旧塗膜を除去する必要があります


ブラスト加工によって劣化した塗膜を完全に除去し清浄な素地を露出、

再び塗装を行う事で新品同様に。

初回の仕様によっては新品時より高い耐久性となる場合もあります!


メンテナンス時の塗装、塗り替えは原田鉄工にお任せください!

ご相談、御見積りなどお気軽にお問い合わせください。 担当:垰

ブラスト・塗装だけでなく製缶加工も承っております。

原田鉄工の営業日

2025年度 営業日カレンダー

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

   

今月のたお

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中国地方は6/27で梅雨明けしたとのことです。
なんと1951年以降最も早い梅雨明けだそうで、平年より22日も早いみたいです。
梅雨時期の雨と高湿度は塗装に影響しますので、あまり梅雨は歓迎ではありませんが
雨が少なすぎるのも作物に影響が大きそうで野菜の価格が心配です…
また梅雨が明けたのでこれからどんどん気温が上昇していくようで、7月に入って
割とすぐに最高気温は35℃を超える日も出でくるみたいです。
屋外でお仕事をされる方にはほんと危険な気温です。
水分・塩分と休憩をしっかり取って、暑さに負けず今月も頑張っていきましょう!

6月は年中さんになった長男の運動会がありました!
運動会当日はあいにくの雨となってしまいましたが、お寺さんがやっている保育園
なのでしっかりと広い講堂みたいなとこでやります。
最初はやっぱ運動会は屋外が良かったなー思ってましたが、
普通にエアコンが付いていたので逆に屋内でありがたかったです。笑

運動会の種目は「パラバルーン演舞」「体操」「かけっこ」「親子玉入れ」です。
パラバルーンはカラフルな大きな布(パラバルーン)を持ち、みんなで音楽に合わせ
て行うパフォーマンスです。
運動会前に担任ではない先生からも垰君すごいバルーン頑張ってて、感動して先生
泣いちゃったと聞いていたのでワクワクのドキドキです。

入場してパラバルーンが始まる間、長男はバルーンそっちのけでずっとこっちを見て
手を振ったりと両親が気になってしょうがない様子。
そんな様子でちゃんと踊れるのか?とけっこう不安です…
始まっても何かするたびに自分のリアクションを確認するようにこっちをちらちら。
確かに自分の幼少期も「見てもらいたい、見てくれて嬉しい」でそうなってましたが、
親からするとちゃんと見てるから集中して!って気持ちになりますね。笑

それでもちゃんとみんなに合わせながら一生懸命にやってました。
5分ぐらいの結構長い時間、みんなでバルーンを使って花やドームなど様々な形を
作り表現していました。
子どもたちの「ファイト!」とか「いないいないばあ」などの掛け声が可愛い!
完成度の高さとみんなの頑張りで全お父さん、お母さん大号泣です。
動画がブレブレ笑
こんなにみんなで長い時間息を合わせた演技ができるようになっていて、
自分の知らない間にすごく成長していると実感しました。

体操は一人ずつ名前を呼ばれ、元気に返事した後にマットで前転します。
みんなちゃんと大きな声でお返事をして上手に前転するので毎回歓声と大拍手!
長男も元気にお返事をして凄い勢いで前転してました。

次のかけっこは3人ずつ走ります。
1歳時は元々自分と親子で運動会に参加していた途中、親子が分かれて子ども1人で
かけっこをする事になり大号泣。
よーいドンの合図直前まで先生に抱きかかえられ、
離された瞬間にゴールテープを無視し全力で自分の元へ。
2歳時は走っている途中に他の子とぶつかりそうになったので、一時停止。
他の子たちが進んでから再び走り出す感じでした。
長男はあまりかけっことか順位に執着はない印象です。

先生からは垰君凄い足が速いんですよーと聞いていましたが、ほんと走るかな?
ボールや蝶々を追いかける時はめっちゃ走りますが、普段は公園まで行くのでも
肩車・抱っこが主な移動手段で歩かない長男。
順位は何番でもいいけど、頑張って走ってほしい!
かけっこが始まると短い脚を超高速回転させて、なんとぶっちぎりで1番。
足の回転が早送りみたいで周りのお父さん、お母さん達と凄いと爆笑してました。
本人も1番になってすごく嬉しそう、なんか男の子になったなーと思いました。

最後は親子玉入れです。
赤組と青組に分かれ玉入れのカゴを背負った逃げる先生を追いかけて入れた玉の数を
競います。
自分たちは赤組です。
先生が結構全力で逃げるので、長男と一緒に追いかけますが全然追いつけません。
長男を肩車や抱っこして追いかけてみても、周りにも子供がいっぱいなので
大して早く走る事も出来ずあっちへウロウロこっちへウロウロ。

気が付けば1回戦目は終了となり、長男と3個位入れられたかな?って感じでした。
お友達の中にはベトナム出身のご家族が3組いて、そのお母さん達がパワフルで強い!
子どもはそっちのけで、先生を捕まえて青組めちゃくちゃ玉を入れまくっていました笑
結果は自分たちの赤組が40、青組は80のダブルスコアで負けてました!
強豪校とのバスケ試合かな?ってぐらいの点差です。

「次はぜったい勝つ!」「さっくんいっぱい入れる」と長男は意気込んでいましたが、
正直勝てるビジョンが全く浮かびません。笑
自分の人生において運動会の玉入れでこんな絶望感を味わうとは…
2回戦目は他の先生達も赤組に参加し、頭数を大幅に増やす事で何とか赤組の勝利!
強制的に引き分けにしてました。笑
もう大人しか玉入れしてない!

滞りなく楽しい運動会を終え、長男とお友達たちの成長に本当感動しました。
あんな上手にみんなで力を合わせて演技ができるとは。
父は毎日パラバルーンの動画を見返してウルウルしています。
これからの成長がもっと楽しみです!

最後に運動会を頑張ったので、お昼ご飯はご褒美として長男の大好きなお寿司へ!
最近マグロやサーモン、いくらが大好物です。
普段家のごはんはテレビやYouTubeばかり見て全然食べないくせに、
回転ずしに来るとここぞとばかりにめちゃくちゃ食べます。
今回はちゃんとシャリも含めて完食し、食べた数なんと9皿!
良いんだけど、ちょっと食べすぎじゃない?
もう回転寿司はホントのお祝いの時しか行けない…
ほんと成長しました。

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設計から塗装まで なんでもお任せ下さい。

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